l  人材会社ディスコの調査によれば、2020 年度に外国人留学生を「採用した」企業は、全体の35.4%となり、前年水準(34.8%)をわずかながら上回りました。一方、2021 年度の採用を見込んでいる企業は39.2%にとどまり、前年水準(50.6%)を大きく下回りました。新型コロナウイルス感染症の拡大による先行きの不透明さが、採用意欲を大幅に減退させていると見られます。

l  規模別にみると、大企業(1000人以上)における採用縮小が顕著であり、採用見込みが69.0%(2020年度)から50.0%(2021年度)へと落ち込んでいます。中堅企業(300999人)でも44.3%から39.2%に低下していますが、逆に小企業(300人未満)は29.6%から33.3%と採用意欲を高めています。

l  緊急事態宣言の中でも、将来を展望する経営者は、「大企業が採用意欲を落とした今こそ、良い人材を採用するチャンスだ」と捉えているのかもしれません。ピンチを「ピンチ」と思い込んで自粛一方に走るのではなく、「ピンチはチャンスという側面が必ずある」というスタンスで常にビジネスを見直す柔軟性を持つ企業だけが今後生き残っていくのだと思います。

【Timely Report】Vol.7772021.1.29号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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