l  新聞記事の信憑性が薄れる背景には、「基本的な事項を調査してから、必要な取材をして、結論を出す」のではなく、記者が「結論を決め打ちし、その結論を導いてくれそうな人に取材して、基本的な事項を再調査しない」という実態があります。713日付けの大手新聞の記事は典型的な一例です。

l  「コロナショック→外国人解雇→転職ニーズ→特定技能の不具合」という筋書きを組み立てた上で、知り合いの業者にインタビュー。業者は、「解雇した企業やその労働組合が支援すべきだが、大体は『あとは自分でなんとかしろ』と放り出すだけ」と期待通りのコメント。そして、「特定技能」による介護分野での就労を外国人に勧めているが、「介護技能評価試験と介護日本語評価試験の両方に合格する必要がある」ので難しいという結論に導きます。

l  しかしいまは、将来「特定技能」に変更することを展望した「特定活動」が認められているので、試験合格は不要です。介護での就労に挑戦する外国人も増えています。折角、入管が画期的な対応をしているのに、事実を踏まえることなくケチを付けるのでは、入管があまりにも可哀そうです。

Vol.700(2020.7.27号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

  BLOG記事「経済政策:ロボ酒場のレモンサワーは高い?」も参考になります。
異論・反論大歓迎ですので、是非、下記のコメント欄に、コメントをお寄せください。

外国人と経済の関係に興味のある方は ➡ 外国人経済研究所 へ http://nfeakeizai.blog.jp/
移民に関する国際情勢を知りたい方は ➡ 移民総研 へ 
http://nfeaimin.blog.jp/

コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 馬場 豊
    • 2020年07月17日 08:53
    • 新聞などのメディアの責任は重大です。読まれることに力を入れすぎるとフェークな情報になりがちです。自分たちが社会に与える影響を十分理解して、責任ある報道をとって欲しいものです。勝手な思い込みの報道は迷惑そのものです。読む側もストレートに信じないように心がけなければいけないと思います。
    • 2. 郭 虹
    • 2020年07月17日 09:47
    • 自分から勉強せず、新聞記事を信じ込む人が殆どです。新聞記者は、多くの人の考えを正しく導く責任があります。勉強せず、平等に取材せずに、思い込みだけでの調べにより、誤報した記事は、社会的に悪い影響を与えてしまいます。特に、ビザ関係の記事は、外国人の日本での「命」に関わりますので、慎重に正確な情報を伝えるすべきです。「社会的な使命」という責任を持ってなければ、新聞記者が失格です…やめて欲しいですねー。
    • 3. 陳 虹
    • 2020年07月17日 20:08
    • 5 基本的な知識が足りないが、片面で結論を下す。そう言う感じです。人手不足に対して、入管あるいは政府はいろいろ解決方法を考えていますのに、記者は民衆に誤解させます。本当に可哀想です。そんな視野の狭い考えではだめです。特定技能と特別活動を支持すべきだと思います。
コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット