l  76日、就労資格のないベトナム人を新潟県の工場で働かせたとして、群馬県で派遣会社を営む経営者が入管法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕されました。不法残留したベトナム人男性を部品製造工場で働かせたようです。

l  外国人派遣は、ごく僅かな一部を除いて、明らかな違法か黒に近いグレーですから、ちょっとまともに調べれば、数珠つなぎで検挙できるような状況であるわけですが、偽造在留カードを絡ませて一捻りしている最近の違法派遣と比べると、あまりにもストレートな入管法違反で呆気にとられます。

l  ただし、だからこそ、外国人派遣の闇は深い。多くの関係者は、最初は違法と知りつつも、求人企業の圧倒的なニーズに寄り切られて手を染めていく。規模を拡大すれば日銭が加速して積み上がるビジネスだけに、一度美味しさを知ったら止められない。早晩、感覚が麻痺して「人がいないんだから仕方ない」と正当化。ホワイトな派遣に見せ掛ける努力すら放棄し、単なるルーティーンと化せば、ブラックとグレーの違いすらわからなくなる。それにしても、在留カードを持たない外国人を派遣するようになったら終わりです。


Vol.697(2020.7.20号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

  BLOG記事「経済政策:ロボ酒場のレモンサワーは高い?」も参考になります。
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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 陳 虹
    • 2020年07月10日 20:10
    • 5 そうです!派遣会社は不安定です。毎回日本の友達は私に今何の仕事をしているのと聞きました。私は人材紹介の会社だと言いました。“あ!派遣会社だね”と誤解されてしまいました。“違うよ!うちの会社は正々堂々に正社員の仕事を紹介しています!”と答えます。やっぱり根から違います。誇りを感じます。
    • 2. 郭 虹
    • 2020年07月10日 22:51
    • 派遣業は、派遣に関する正しい知識を持っていなければ、逮捕される危険性が極めて高い業種です。正確な知識を持っていても、立ち入り調査や自宅捜査など調べられたら、ディフェンスの為に、日々十分な立証資料を準備しないと、捕まえられやすいです。ただのおいしさだけを見て、法律・知識を何も知らずに、紹介手数料のぼろ儲けの真似をする派遣業者が多いですねー。結果としては、不法就労外国人労働者と不法就労させた派遣業者を一斉に逮捕された報道をよく見ました。これは、自業自得です。
    • 3. 馬場 豊
    • 2020年07月15日 08:47
    • 売り手がいて、買い手がいれば簡単にできてしまう。人材ビジネスは簡単にできてしまう。でも、法律やルールをちゃんと理解していなければ、後で大変なことになってしまう。このような人達がいる限り、適正な労働環境、外国人に対する偏見は亡くならないでしょう。国はこういうところはちゃんとしたアクションを取って、はっきりけじめを付けてほしいものです。
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