l  625日、米国務省は、「人身売買に関する年次報告書」において、技能実習制度の不備を指摘し、日本を1ランク格下げしました。「政府は、法外な手数料を徴収する海外の仲介業者の排除に向け、法的な義務であるはずのスクリーニングを十分に実施していない。そのため実習生は借金漬けでの来日を強いられる」などというコメントを見る限り、日本で読まれている記事をまとめて評価してみたら、「やっぱりダメだった」という感じでしょうか。

l  表層的な日本のマスコミでは、「技能実習生=被害者」という色眼鏡で書いた記事が圧倒的な大多数。「1割はババを引くが、9割は成功する。だから、実習生が増えている」と喝破しているジャーナリストも一部にいるのですが、「実習生は被害者だ」という大合唱の中で無視されています。

l  今回のコロナショックで露呈したのは、かなりの部分を技能実習生に頼っているという現実。人権派が唱える「かわいそうだ論」で現状が改善されることはなく、机上の空論で作り上げた「特定技能」では力不足。いまを好機と捉えて制度を再編すべきなのですが、その剛腕は入管には無さそうです。

Vol.695(2020.7.16号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

  BLOG記事「経済政策:ロボ酒場のレモンサワーは高い?」も参考になります。
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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 郭 虹
    • 2020年07月09日 09:39
    • 華麗な言葉で誘惑されて、技能実習生を憧れて来日の夢を抱える外国人が多いです。綺麗な見た目の中身に、地獄のような生活を送られてきた結果、母国に脱出してしまう運命を待っていることは、ようやく段々表面化になっています。本当に母国で学ぶことができない技術を母国へ持ち帰り成功する技能実習生は、いますか?借金だらけで来日した後、自由も奪われて、奴隷のように単純作業をさせることは、殆どでしょう。日本政府の技術実習制度=地主制度は、やめて欲しいです。外国人の目=夢を覚めて欲しいですねー!
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