l  1216日、ベトナム人留学生7人が「職業紹介のための手数料」を違法に支払わされたとして、有料職業紹介事業所である「日米国際投資振興機構」に対し、500万円を超える損害賠償などを求めて提訴しました。職業安定法は、有料職業紹介事業所が求職者から手数料を徴取することを禁じています。

l  日米国際投資振興機構は、留学生をターゲットに、「就労できるビザを申請してくれる会社を保証します」と伝え、「就職訓練コース」の契約を締結。入会金としてそれぞれ10万円~20万円を支払わせました。ところが、面接練習などの就職訓練は全く行わず、労働内容や労働条件も知らせないまま、いきなり様々な企業との面接をセッティング。内定が出た場合には、「内定成功コース費用」として、10万円を追加で請求していました。在留資格が許可されなかった場合も、返金には一切応じなかったといいます。

l  留学生向けの就活塾は増えていますが、講座を実際に開講し、冊子やDVD等の教材を取り揃え、マンツーマンで指導した上で、求人案件を紹介する良心的な業者は一握り。ブローカーやビザ屋が跋扈しているのが実態です。

【Timely Report】Vol.615(2020.3.19号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report


BLOG記事「入国・在留審査要領:日の丸交通はビザに苦しむ?」も参考になります。
異論・反論大歓迎ですので、是非、下記のコメント欄に、コメントをお寄せください。

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移民に関する国際情勢を知りたい方は ➡ 移民総研 へ 
http://nfeaimin.blog.jp/

コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 池田 基
    • 2020年01月20日 19:18
    • 毎回、同じようなコメントになってしまいますが。
      政府のやっていることは意図かわからない、将来どのようになってほしいのかわかりにくい。
      かと言って非合法なやり方で外国人を食い物にするような道に走ることは
      業界のためによくない。
    • 2. 郭 虹
    • 2020年01月21日 22:01
    • 日本での就職活動は、マナーが多すぎるしユニークです。就活中の留学生は、殆ど知らないまま失敗してしまいます。日本でどのように就職するのかについて、本当な就活指導や特訓講座は、留学生にとって役に立ち、とても有り難いことです。すぐに就職できなくても、勉強になるでしょう。逆に、何も知らない留学生をターゲットにして騙して、何も教えずに金儲けするだけの悪業やビザ屋を全て早く逮捕してほしいですねー!
    • 3. 馬場 豊
    • 2021年05月12日 09:52
    • 根本的なルールを理解せず、またはわかっていながら平気でルールを破る人たちがなんと多いことでしょう。自分たちだけは大丈夫と思い込んでしまうのでしょうか、外国人相手だから何とかなると思うのでしょうか、まじめに、真剣に仕事に取り組んでいる人たちからすれば、いい迷惑と思います。人材紹介は繊細な仕事です、後から後悔することなく仕事をしてもらいたい喪にです。
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