l  「特定技能」は、十分な検討を経ることなく、「技能実習」に課すべき規制をとりあえず全部入れろということで、考えられえる限りの山盛りの義務を導入したため、不具合が目立ちます。その一つが表面化しました。

l  それは、登録支援機関に課した「送迎義務」です。当初は、「送迎が安全かつ確実に実施できる方法であれば,車両(社用車や自家用車)を利用して支援を実施することも可能です」としていたものを、運送事業の許可がない場合、白タク行為として道路運送法違反に問われる可能性があるとして、急遽9月末に「登録支援機関が,車両を利用して送迎を行う場合については,道路運送法上の必要な許可を受けていなければ,道路運送法違反となる可能性が高いため,公共交通機関を利用してください」という文言を付け足しました。

l  さらに、「支援の実施に当たり,送迎に当たってタクシーを利用するなど必要な範囲で,補助者として,他の者に実施の補助を依頼することは差し支えありません」とまでご丁寧に書いていますが、そんなタクシー代を支払ってくれる受入企業があるとでも思っているのでしょうか。噴飯ものです。

【Timely Report】Vol.584(2020.2.5号)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

BLOG記事「特定技能:「特定技能」は「技能実習」に敗北?」も参考になります。

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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 郭 虹
    • 2020年06月25日 17:39
    • 今年オリンピックに向かって、人手不足を解決する為に、特定技能制度が生み出されました。一見を見れば、特定技能制度は、技能実習制度を改善した上で、優しく外国人を受け入れるように見られます。運営上では、企業側に負担・コスト・責任を大きくかけらせすぎるので、逆に外国人を採用しなくなる傾向があります。コロナショックで、オリンピックの延期や倒産や失業が急増したとともに、特定技能の急遽採用が必要ないでしょうか。
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