l  2019年39日、不法残留していたベトナム人男性4人を自動車部品製造会社に派遣していた業者が、入管法違反(不法就労助長)容疑で逮捕されました。またしても製造業派遣です。派遣業者は、「働く資格があると思っていた」として容疑を否認していますが、知りながら派遣したのか、在留カードを確認しなかったのか、偽造在留カードで騙されたのか、がポイントになります。

l  問題は、派遣先の自動車部品製造会社です。リスクが自分に降りかからないように、在留カードはわざと確認していないでしょうし、事情聴取しても「派遣会社に任せていた。不法残留とは知らなかった」とシラを切るのでしょうが、入国管理法第73条の2は、「事業活動に関し、外国人に不法就労活動をさせた者」は不法就労助長罪に該当することを定めていますし、「知らないことを理由として、同項の規定による処罰を免れることができない」と明記しています。昨年、北海道では、派遣先の建設業者が逮捕されました。

l  「派遣先なら大丈夫」「技能実習なら指導どまり」と高を括って、白昼堂々大手を振って、法令違反を行う大企業を放っておいてよいのでしょうか?

【Timely Report】Vol.367(2019.3.14)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

BLOG記事
製造業派遣で資格外活動!!」も参考になります。

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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. do thi huyen trang
    • 2021年03月20日 12:21
    • 日本のほとんどの企業は人材不足の状態にあります
      。 彼らの多くは労働法について知らない
      多くの場合、違法な労働者を雇用します
    • 2. 陸
    • 2021年03月20日 12:33
    • 違法にリークするのは非常に危険だと思います。生活が慎重になるだけでなく、もし捕まったら、もう日本には出入りできないという自由を手にすることになります。
    • 3. プリンス
    • 2021年03月20日 14:26
    • 外国労働者が雇用する前に法律がわからないと危険でした。さらに現実簡単のアプリが出てきた。外国人の在留カードがすぐに確認できます。外国人が雇用してる前に、必ず確認してほうがいいと思います。それは権利と義務です。
    • 4. 馬場 豊
    • 2021年03月20日 21:08
    • このような法律との矛盾を、正しく法律を理解している人がマスコミなどで大きく取り上げてもらうべきではないでしょうか。
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